障害者のための大学?「株式会社しんかーず」様を訪ねて②

前編

https://oyanakiato-familiar.com/activity-report/869

多機能型就労支援事業所としてのしんかーず様をあとにして、

いよいよ4年生福祉事業型専攻大学スクオーラ帯広校へ。

大きくわけて二つの授業を見学させていただきました。

① 乗馬体験の野外授業の見学


株式会社しんかーず 代表取締役 油谷 慶一 様と合流し、最初に向かったのは乗馬施設でした。

人間の文化と馬との関わりを学び、さらに実際に乗馬を体験し、
動物を大切にする心を学んでいくという内容。

体験している生徒も楽しそうでした。

動物とのふれあいには癒しの効果もあるそうで、

屋外での体験学習は座学の息抜きにもなり得るのでしょう。

うさぎちゃんなどの他の動物もいました。

② 本校の見学
いよいよスクオーラ帯広本校の見学。

帯広駅直結で、ショッピングモールと隣接している場所に、
スクオーラ帯広校はあります。

中はとても広く座学形式の授業はもちろん音楽や体育の授業も行えます。

昔なつかしの机とイスですね。

駅やショッピングモールと隣接していることで、とても通いやすくお買い物にも困りません。

③ 油谷さんのお話を聞いて
カリキュラムの内容をお聞きして、関心深かった点としては
実生活に役立つもの科目が多くあること。

障害者自身が関わることも多い福祉関係の法律から始まり、
就業に関するものや日常生活で役に立つ法律など、
本人が自立したときに最低限知っているべき知識を身につけられます。

また基本的なビジネスマナーを身につけられるように
挨拶や電話応対などについての授業もあり、

障害者の自立と本当の意味での就労支援に焦点を当てた
カリキュラムになっているようです。

 

障害者の就労支援・自立訓練の在り方について

法の改正の中でもしばしば議論されているとおり、

支援施設の訓練によって実際に就職につなげることが求められているにも関わらず

障害者を集めて抱え込むだけで、就職につながるような訓練をほとんどしていないような施設も多く見られます。

今後はそういった施設は淘汰されていき、真に障害者を就労に導くことができる施設が残ることでしょう。

そういった流れの中で、障害者のための教育機関をつくり、就労・自立のための教育に力を入れていくことは

必要不可欠なのかもしれません。

 

障害者の親なきあと相談室ファミリアでは

適切な就労支援・自立訓練をする施設を応援していきたいと考えています。

今回のスクオーラ帯広校さんで学んだことを生かして、今後も障害者の就労支援・自立についてのあるべき姿を

引き続き研究していきます。

 

スクオーラ帯広校公式ホームページ
http://www.scuola-obihiro.com/

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