今回は「親なきあと」相談室の第一人者である、行政書士 渡部伸 先生と情報交換をさせて頂いたことをレポートします。
渡部先生は著書に
『障害のある子の家族が知っておきたい「親なきあと」』2014年発行
『障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本』2016年発行
をお持ちで、障害のある子が親なきあとも地域社会の中で安心して生きていけるために家族が知っておきたいことをわかりやすく紹介されていらっしゃいます。
当相談室は、団体開設にあたり渡部先生にサポートを頂いており、直近の活動報告も兼ねて先生へお会いして参りました。先生は全国を講演でまわられながら、各地で「親なきあと問題」の相談窓口となる団体と連携されていらっしゃいます。
渡部先生と私たちが共通して抱いている考えとして、各地の「親なきあと問題」の相談窓口が重要である、ということです。
なぜなら「親なきあと問題」は一時的な相談で終わるものではなく、障害をお持ちのお子様の成長と共に、様々な専門家がサポートしていく必要があるためです。
「親なきあと問題」は考慮しなければならないステージが多々あり、専門家のサポートが必要です。
例えば、、、
◎障害年金や受給者証の申請 ・・・ 【社会保険労務士】
◎公的支援やケアプランの作成、成年後見人受任の支援 ・・・ 【社会福祉士】
◎生活費管理や財産の創出 ・・・ 【ファイナンシャルプランナー】
◎契約行為や財産承継・相続 ・・・ 【弁護士、司法書士、税理士、行政書士】
◎障害者の就労支援やスキルアップ ・・・ 【就労継続支援施設】
◎障害者の雇用の創出や職場理解促進 ・・・ 【企業向けセミナー】
私たちは、ひとつの分野の専門家だけでは「親なきあと問題」を安心へと導けないと考えています。
私たちがご評価頂いているのは、この考えに賛同した各専門家がひとつの家庭に対して、本気で解決策を練りあうからと思います。
相談は無料ですので、「我が家は何が問題なのかすら、よくわからない!」という方こそ、ぜひお問い合わせ頂ければと思います。モチはモチ屋で、専門家を上手に利用していってみることが近道です。
また、私たちの団体は発展途中ですので、この問題について「このような知見からサポートができる!」という専門家の方も、ぜひ私たちと一緒に活動していければ幸いです。ぜひお力添えください。
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